10月26日付「しんぶん赤旗」近畿のページ掲載された、リレーエッセイの原稿を掲載します。
 先日、「宮本百合子を語る兵庫のつどい」で発言する機会がありました。
 私は、“若い世代がいま、百合子から何を学ぶのか”をテーマにお話させていただきましたが、なにぶん文学には疎いものですから、この日まではかばんに宮本百合子全集をつめこんで、時間を見つけてはページをめくるという毎日でした。
 さいわい、あとから「よかったよ」、「よう勉強してるな」と声をかけていただいたり、私のブログに発言の要旨を掲載したところ、思わぬ方から感想が寄せられるなど、苦労したかいがありました。
 この発言の最後で私は、「明日の歴史を書きつつあるものこそは、今日の生きてであり、その生き方の実質は、歴史の内容を変えるのである…矛盾相克の摩擦に苦しみつつ行われている目にも立たない努力の裡にこそ歴史は脈々として流れ進んでいる…青春と、その内容と、その内容に対する青年の自覚は、歴史の五十年間を決する社会的大事実」(「若き時代の道」)だという百合子の言葉を紹介させていただきました。
 ちょうどこの間、党の歴史について深める機会がありましたから、日本共産党の八十四年は、社会進歩への「自覚」された人生の、連綿と受け継がれた歴史だと、心に深く刻んだ言葉でした。
 私自身、この「自覚」した生き方を選んだものとして、決意新たにがんばりたいと思います。