姫路市役所内で記者会見
 今日は、定例の17日宣伝(阪神・淡路大震災のあった1月17日にちなんで毎月17日)を元町駅前でおこない、午後から姫路市役所内で杉本ちさと県議、姫路市議団のみなさんとともに記者会見に。
 姫路市が19日に運転再開を表明した「エコパークあぼし」について、安全対策を求めるわが党の立場を明らかにしました。
 エコパークあぼしでは、今年の3月25日に爆発事故がおき、作業員10人が重軽傷をおいました。この事故の原因究明もまだされていないなか、姫路市は、爆発箇所とは異なるとして同施設内のごみ焼却施設の運転を4月1日に再開。しかし、わずか9日後に高濃度の可燃性ガスが検知され再び運転を停止していました。


 もともとこの土地は、皮革汚泥などの廃棄物が埋め立てられた土地です。そのうえにゴミ焼却施設をつくり稼動させることについては、わが党姫路市会議員団からは、再三、土壌の調査等をおこない安全対策に万全を期すべきだと主張を続けてきました。
 しかし姫路市は、県が調査し安全だとしているからと大丈夫だと繰り返し、独自の調査などをおこなわないまま、建設・稼動を強行しました。爆発事故はそうしたなか、おこりました。
 そもそもこの埋め立ては、県の関連事業で99年まで埋め立てがおこなわれ、その2年後に調査をしたというものです。その調査もたった4工区2地点について、わずか2メートルの地中を調査したというものでした。県の責任も重大です。


 今回姫路市は、メタンガスを放散させることや検知器を設置すること、検知器が作動した際のマニュアルを作成するなどの対策を講じたことから、安全性が確保されたとして、19日から再度、再開をすると発表しました。
 しかし、この「対策」にはいくつもの疑問点が浮かび上がってきます。


 まず第1に、メタンガスについてのあれこれの対策は述べられていますが、専門家によれば、メタンガスが発生する際、硫化水素が必須の存在であるとのことですが、これについては「検出されていない」として対策がとられていません。「検出されていない」という検査の方法、データも明らかにされていません。硫化水素の存在が未確認なままであること自体が非常に危険です。


 さらに第2に、メタンガスの対策も、建物床下にメタンガスの溜まりができていても検知もされないし、放散もされないものとなっています。同焼却施設にはすでに壁などにいくつものヒビ割れを直した跡があり、万一焼却施設の床下にメタンガスの溜まりができ、噴出するようなことになれば、それこそ大惨事となりかねません。
 そもそも今回の事故の原因すら未解明です。それなのに的確な安全対策が果たしてとれるのでしょうか。


 市民にはまともな説明もされているとはいえません。姫路市は、焼却炉を休止する期間が長引けば他都市にゴミ処理を依頼することなどから「費用がかさむ」と運転再開を急いでいますが、市民の命や安全よりも財政上の都合を優先させて、19日の再開を強行するようなことは許されません。
 運転再開は見合わせ、土壌ガスの調査と的確な安全対策を講じることを強く求め、安全・安心の市民生活の確保へ、全力を尽くしたいと思います。