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 今日は、上京して淡路市にある北淡路風力発電事業について、環境省、経済産業省からレクを受けました。
 新町みちよ衆院兵庫9区予定候補、金田峰生参院兵庫選挙区予定候補、鎌塚聡淡路市議らとご一緒しました。
 この問題では、3度目の政府への要請行動です(以前の要請はこちら)。
 この間、住民のみなさんの運動もあって、当初12基の建設計画を、住宅の近くの風車建設を中止させるなど、6基までに変更させてきました。
 しかし、この6基のうち、3基で「シャドーフリッカー」(風車の羽の回転が影になってチラつく被害)が、住民の生活空間に及ぶことが、業者の調査で明らかになっています。業者は、そのことを明らかにしながら、その時間帯の運転を中止することなく、「問題がおこれば」止めるとの態度です。シャドーフリッカーは、太陽光と風車の位置、角度から、あらかじめ必ず起こることが分かる問題です。天候が良ければ、運転することで必ずシャドーフリッカーが生じることが分かっていながら、その被害を未然に防止することはしないのです。
 アセスのあり方については、今年の10月から風力発電事業も対象となることとなり(兵庫県のアセスでは以前から風力も対象事業でした)、環境省がさまざまな調査もおこない、すでに昨年2月の時点で、シャドーフリッカー問題も含めたアセスの基本的考え方について、検討会をおこない、その資料も公開されています。

 今日のレクのなかでも、政府からその概要が紹介され、私たちが当該事業の問題点についてたずねると、「兵庫県はどうして昨年2月の検討会の内容をふまえた対応をしないのか、私たちとしても疑問」「アセスがすでに終わっていても、条例に基づいて事後調査もできるはず」「そのうえで県知事が認める場合、必要な措置を事業者に求める問題だと思う」「検討会の資料について、こういうものもありますよと、兵庫県に声をかけてみる」(以上、環境省)、「アセスは法規制ではないが、問題が起こることが分かっているのであれば、止めたくなければ、回避の措置を講じるべきだし、それができなければ止めなさいというのが基本だと思う」(以上、経済産業省)など、重要な言明もありました。引き続き取り組んでいきたいと思います。

○大江健三郎著『沖縄ノート』(岩波新書)を読む。今日は、沖縄復帰40周年の日。先の憲法集会で、小森陽一東大大学院教授が、「あいまいな日本」というノーベル文学賞受賞講演のテーマは、大江文学の初めから貫かれていると指摘されていましたが、1969年から70年にかけて書かれたこの本を読んでも、そのことを実感しました。同書は、「沖縄を核(コア)として、日本人としての自己検証をめざすノート」です。沖縄問題とは、鏡に写されたかのような日本問題であることを浮かび上がらせています。そこには「無力感に根ざす判断留保の態度」とか、「核のカサのあいまい主義になんとか安住しようとする」など、「あいまいな日本」への告発も。「日本の方々には募金してもらうより日本自身のことをかんがえてもらいたい」と語った南ベトナム解放戦線の代表者の言葉を通して、沖縄問題へのスタンスを語っている点が、いま非常に重みをもって響いてきます。