今日は、朝から上京して、いま夢前町(姫路市)で大問題になっている産業廃棄物処分場建設計画にかかわって、環境省からレクチャを受けました。
 実は、これに先立って、先月(3月)14日に、環境省の近畿環境事務所に、地域住民有志の方々と同じ件で要請をおこなっていました。
 いずれも、金田峰生参院兵庫選挙区予定候補、杉本ちさと県議、入江次郎姫路市議とともに、私も同行させていただきました。
 地方事務所と本省とのやり取りの経過もみて、直接こちらから本省にボールを投げてみようと今回のレクチャに至りました(詳しい経過は入江次郎姫路市議のブログをご覧ください)。

 問題の処分場を計画している人物が、姫路市で産廃処分場を営業していたのですが(現在は解任されて新会社を設立。姫路市の処分場は現在、その人物の父親=創業者が経営)、ずいぶんと問題ありなんです。
 約1年のあいだに15回もの木くずや金属くずなどの不法投棄が確認され、昨年9月には警察による捜査もおこなわれているのです(この件での金属くずは1999年からのものも確認されています)が、姫路市は「行政指導」を繰り返すだけ。一つひとつの指導に対しては、業者は「善処する」などしているのですが、その「善処」しているそばから、また別の違反を繰り返し、結局10数回にわたる指導を繰り返しても、いっこうに改善されていないというわけです。

 この間、産廃処分をめぐっては、法改正も重ねられており、環境省も「一部の自治体においては…無許可業者や一部の悪質な許可業者による不適正処分に対し、行政指導をいたずらに繰り返すにとどまっている事案や、不適正処分をおこなった許可業者に原状回復措置を講じたことを理由に引き続き営業を行うことを許容するという運用が依然として見受けられる。このように悪質な業者が営業を継続することを許し、断固たる姿勢により法的効果を伴う行政処分を講じなかったことが、一連の大規模不法投棄事案を発生させ、廃棄物処理及び廃棄物行政に対する国民の不信を招いた大きな原因ともなっていることから、…(行政においては)違反行為が継続し、生活環境保全上の支障を生ずる事態を招くことを未然に防止し、廃棄物の適正処理を確保する…ため、積極的かつ厳正に行政処分を実施されたい」との指針を各自治体に通知しています(2005年8月12日)。

 また「より現場に近い地方環境事務所が不法投棄の情報をより直接的に収集をすること…で」「これまで以上に監視体制が強化され」「不法投棄の未然防止、拡大防止に大いに役立つ」(2005年4月19日参院環境委・市田質問に対する小池百合子環境大臣(当時)答弁)として、地方事務所が設置されています。

 以上のことから、3月は環境事務所に、そして今回は本省に出かけて、姫路の処分場での実態を告発し、法や指針の主旨、姫路市の指導が的確かどうか、そして政府としてどのような対応が可能なのかを確認し、責任ある対応を求めました。

 環境省からは、「一方の側からの資料だけでは省として判断しかねるが…」としつつも、入江市議がもちこんだ写真やビデオ映像(不法投棄がなければおこりえない水蒸気があがっているもので、姫路市や業者は「土ぼこり」と強弁している)を見て、「これは土ぼこりではないですね」と述べたり(これは先月の地方事務所でも、担当課長が一見して「間違いなく水蒸気ですね」と断言)、少なくとも姫路市の対応が適切におこなわれているとは言えず、「姫路市にもよく確かめたい」と述べました。

 法の趣旨にそぐうような対応を姫路市がとれるように、国としても責任ある対応をしてもらいたいと思います。