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 今日は、68年目の終戦記念日です。
 夕方、山下よしき参院議員、金田峰生党国会議員団兵庫事務所長らと元町・大丸前で訴えました。
 私は、映画で話題の妹尾河童さんの『少年H』を引きながら、この元町界隈も3月17日の大空襲で焼け野原になったこと、あとの6月5日の空襲など、大小128回にも及ぶ空襲で市民団体の調べで分かっているだけで8841人の死者、1万8404人の重軽傷者、58万9715人の被災者を出し、1000人当たりの死傷者は47.4人と、東京の42.9人より大きく全国一の被害率だったことなどを紹介し、多大な犠牲の上にうちたてられた不戦の誓いと軍隊を持たないと世界に向けて高らかにうたった平和の憲法を守り、外交と国づくりにいかす決意を述べました。

 この街頭演説の準備もあり、久々に『少年H』を読みました。
 須磨の鷹取や白川をはじめ、私の住んでいる落合(射撃場があった!)、長田の大正筋、六間道といった商店街、兵庫の湊川や私の勤務する事務所のある新開地など、馴染みの地名が次々と登場します。また最後の方には、画家で共産党員だった小松益喜さんも登場。
 H少年の目を通して神戸の街が戦争に巻き込まれていくさまが描かれていきます。戦争の悲惨さ、不条理、理不尽さをまざまざと浮き彫りにしているのです。野坂昭如著『火垂るの墓』や手塚治虫氏の漫画『アドルフに告ぐ』などもそうですが、私たちの住む街の貴重な戦災記録、証言ともなっており、馴染みのある場所が描かれているだけに胸に迫るものがあります。

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 馴染みといえば、小説や映画『少年H』に登場する久門教官は、私たちの事務所の向かいにある時計屋「ヒサカド」さんのご主人の叔父さんだそうです。このお店は新開地3丁目商店街にあり、先代はいまのご主人のお父さんです。作中で戦後、久門教官が新開地で屋台で時計屋をはじめる場面がでてきますが、こちらの方は、新開地2丁目商店街で、いま教会がある南側ではじめられたお店で、後にカメラ屋として戦後しばらくは営業されていたそうです。先の戦争というものが、神戸の街でいまにも連綿と続く歴史のなかにあるのだと改めて認識させられます。